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額縁の選び方

額縁の選びかについて

よくお問い合わせで 「どんな額が合うか、よく分からないのですが・・・」と いう声をお聞きします。  実際、作品を見ないと はっきりとしたことは言え ないのですが、私の選び方を簡単にまとめてみました。
また、額縁の選び方をお話しする前に、選び方は それぞれの考え方で  違ってくるというとこを 事前におことわりしておきます。 
実際、画家・画廊・画商によって 選ばれる額縁は様々です。 
例えば、一人の画家に何組もの画商がついている場合は、作品展に行く度 に額縁の印象が変わってくることがあります。 
正直、いい額に入れているな と思うこともあれば、あれっ?と思うこともありますね。 
また、画家自身にも 好みがあり、当然 その画家によって 選ぶ額縁が変わってきます。
このように、額選びには 個人のセンス・好みが大きく関りますので、下記の 助言はあくまでも参考として、ご自身で 額選びを大いに遊んでください。

額縁の色と絵画の色


絵に使われている色と額縁に使われている色を合わせると良い

絵の中の色と額縁の色とを 合わせてみてはいかがでしょうか? 例えば、緑の多い作品(あるいは緑が所々にポイントとしてある作品)は、 緑の入った額縁を選ぶと しっくりと落ち着きますね。  桜の作品などは、 赤が入っているとか、ブルーっぽい色が入っているというような額縁が  よく合います。  色つきの額縁を嫌い、木地の色やブラウン色系の額縁を 選ばれる方が多く おられますが、あまりにオーソドックスすぎて面白みがないように思ってしまい ます。 決して 悪くはないのですが・・・。 一度、思いきった挑戦が 意外と良い結果を生んだりしますよ!

白の額縁は カラフルな絵がよくあう!

白い額縁は カラフルな絵であったり お子様の絵には良く会いますよね!  最近は、白いクロスの壁が多いので 白の額縁自身は映えないのですが、  それはそれで、シンプルで味わいのあるものです。 画廊・画商・デパートで売っている作品で、白の額縁使っているの作品は 少ないですよね。それは何故かといますと、色のある額縁に比べて 安っ ぽく見えてしまいがちだからです。 また、格調といいますか、気品という ものが乏しく感じられるということもいえます。 このように、高級感があま り感じられず、価格相応に見られないので 白の額縁は敬遠されるのです。 しかし、若いご夫婦のお家などは飾り付けがシンプルなお部屋が多いので  そのようなお部屋には 白の額縁が良く合うでしょう!

金・銀の額縁は比較的なんでも合う。

金・銀の額縁は、非常に高級感をもたらしてくれますので 比較的どのような 絵でも受け入れるようです。 ですが 気をつけないといけないのは、特に金色 のなかには 安ものっぽく見えてしまう色があります。 このような額は逆に 絵を殺してしまいます。 金・銀の額縁を選ぶときには そこに十分注意して 選んでください。
アート館では、そのような額縁は外しておりますので、当店で  ご購入の場合は 全くその心配はありません!

濃い色の額縁も比較的なんでも合う。

濃い色の額縁(黒っぽい色)は、一般に嫌がる方が多いのですが、これらの 額縁は絵を引き締める効果があり、作品を際立たせ、非常に高級感をもたらせて くれます。 当店でも 多数扱っておりますので、是非一度 ご使用になられる ことをお勧めします。 白の額縁では 壁と同化することにより、作品が映えてきますが、逆に濃い色の 額縁は 壁と縁を切ることにより、より作品の色が強調されます。 ところで、画家の中には 人間や・風景などに輪郭を濃い色で縁取りしている作品がたまにありますね。 このような作品は、絵の色を映えさせる効果を狙ったものといえるでしょう。 特に 透明水彩などで描かれた作品では、縁取りしていることが多いですよ。

最後に・・・!


額縁選びに正解はないでしょう

絵の展覧会に行くと、作家自身で作られた額縁を使った作品が展示されているのを よく見かけますね。 真っ赤な額や真っ黄色に塗られた額、二色に色分けされた額 や文字を書き込んだ額など・・・。 これは、一つには額を買うお金がもったいないと いうことがあるのですが、もう一つの理由として、自分の思う色の額がないとういこと があります。 ここで言いたいことは、ご自身が選ばれた額縁には 何らかの個性が あって良いということです。 様々な条件があると思いますが、(玄関に飾る、居間に飾る、お手洗いに飾る、また 明るい部屋、暗い部屋、新築の家、旧家、洋室、和室、といったように・・・) 額選びを 楽しんでいただけたら幸いです。 是非、いろいろと挑戦してみてください。 最後に、アートを愛する個性豊かな皆様に 少しでも額選びの参考になれば 嬉しく思います。